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DynaVapより満を持してのLow Temperature Capが発売されました(クリックで本家に飛びます)。
ひとまず、直ちに買いました。
DynaVap代表のGeorgeさんとは間接的ながらしばしばコンタクトをとらせていただいており、日本でアナログヴェポライザーをこよなく愛するユーザー数名と連携をとりながら、「よりDynaVapで美味しくシャグを吸うための環境」について話し合いを続けていました。
なかでも、自分がDynaVapに不都合を感じていた点として(主観です)
・ピークの喫味は上々ながら、ピーク時間が短い
・3〜4セッションで限界を迎える
・後半はフレーバーが抜けてキック主体になる
もう少し、ピークタイムが延長して、セッション回数が増えて、後半もフレーバーが減弱せずにすむと、より広く日本のヴェポユーザーに受け容れられるかなと思い、そのようなフィードバックを続けていました。
4ヶ月ほど前に、DynaVapから「こんなものを作ってみたのだけど、どう思う?」ということで、ベータ版のLow Temperature Capを受け取りました。
<利害関係明記>
このレビューを記すに際して、ベータ版としてLow Temperature CapをDynaVapより受領し、そのレビューを作成しています。うまおじはフィードバックを返す見返りに、DynaVapよりLow Temperature Capを受け取っています。
ただし、DynaVapには良いことも悪いことも含めて忌憚なく意見を記すこと、そしてブログにそのことを開示することについて了承を受けています。
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一貫して商品を受け取ってのレビューはしない方針でしたが(今後もその方針です)、今回は自分からフィードバックを続けてきた上でのDynaVap側からの提案で、ベータ版でしたので購入することもできず、このような結末になっています(その分、Low Temperature Capが販売されてからは即日購入し、レビューと齟齬がないことを確認する予定です → 追記、確認しました)
(追記 2019/11/20 製品版が着弾しました)
相変わらずの簡易梱包素晴らしい
これでいいんだよ、と思います。製品さえしっかりしていれば。
左:2019 Mのキャップ、中:低温キャップ、右:Karma Vapのキャップ
違うのはエングレーブのみかと思いましたが、低音キャップはシリアルナンバー記載されていますね。
ちょいと大きい画像になります。サイズとかに違いはないんですが、マクロで写真撮って初めて気づきました。低温キャップの方が1.5倍ぐらい分厚い。これが低温キャップたる所以ですね。
2019Mと組み合わせたらキラキラしています。うん、新品っていいね。
<ベータ版と製品版の違い>
・20回は吸いましたが、喫味は変わりません
・エングレーブがちょっと違います、細かい話です
・自分の"製品版"は少し緩くて簡単にポップしたり外れたりしました。
以前POTVの紹介していた"上手い吸い方"に従って
少しキャップを内側に折り込んだところ、解消しました
以下、Georgeさんに送った、うまおじ個人の感想になります。
(この文を英訳してGeorgeさんに送っています)
<Low Temperature Capの使用感想 使用機種 2018M, 2019M>
・いくつかのトーチを使用したが、クリックまでの時間が短縮されヒーティングに際しての待ち時間のストレスが少なくなった
・標準キャップではトリプルトーチ使用で、100%で最上の喫味を出すと考えた場合 (100%を超える数値はcombustionが混じった苦味のある喫味とした場合)
1st session:60〜80%
2nd session:90〜110%
3rd session:110〜130%
と、2session以降はわずかにcombustionが混じり、4session以降はcombustion主体となるため3sessionで喫煙を終えていたが、Low Temperature cap使用時では
1st session:50〜70%
2nd session:80〜100%
3rd session:100〜120%
4th session:110〜120%
5th session:120〜130%
とcombustionは混じるもののsessionごとの喫味の減弱が少なく、5th sessionまで楽しむことができている。
1st, 2nd, 3rd sessionまではシャグの旨味、甘味といったシャグ特有のフレーバーが濃厚に感じられ、標準キャップでは抜けやすかったシャグのフレーバーがLow Temp Capでは維持され満足感は高い。
他のデジタル機器で感じられるcombustionとは異なり、標準キャップあるいはLow Temp Capで感じられるわずかなcombustionは、タバコユーザーにとっては懐かしさを感じるものであってさほど不満を抱くものではない。
Low Temp Capの使用により、1st, 2nd sessionのキックは標準キャップに比べて若干減弱するような印象があるが、Low Temp capでの「最後まで吸い尽くす」コンセプトは日本の貧しいタバコユーザにとっては歓迎すべきものと考える(これは日本におけるタバコ事情よりも、海外でのあれを吸ってるユーザーの恩恵の方が大きいように思える)
Low Temp Cap使用時に、シングルトーチではやはり加熱にかなり時間を要し、少なくともデュアル以上のトーチ(大火力)が要求されるように思えた。バーナーはとろ火ではダメで、強火が望ましいだろう。
総合的には、Low Temp Capはよりピュアな喫味を長時間にわたって我々に提供してくれ、標準キャップで数回のセッションでタバコ葉を交換せねばならない煩わしさを幾分解消してくれるので、Low Temp Capの有用性は大きいように感じられた。
私は標準キャップよりもLow Temp capに好感を抱いており、Low Temp capを手にしてからはこちらばかりを使用している。
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国内のベータ版を受け取ってタバコを吸ってる人たちの感想は、喫味に関しての印象はまちまちでしたが、4ヶ月経った現状として
「結局、Low Temperature Capばかり使っている」ということ、そして海外のタバコ葉以外を吸っているユーザーの中では「絶賛されている」という事実があります。これは大きいと思う。
なかでも、複数人のタバコユーザーの間でみられた「通常キャップだと加熱がだるくなって、Low Temp Capしか使わなくなった」という意見は、Low Temp Capの優位性を示しているものと考えます。
以上、まだ製品版が届きませんので、ベータ版を使用してのうまおじの感想でした。ベータ版と製品版には仕様に差がないという報告を受けていますので、同等の結果になるとは思いますが、製品版が届きましたらまたこの記事に追記させていただく予定です。
ベータ版同様、製品版も非常に良いものでした。
記 2019/11/7
追記 2019/11/20