Zeus Arc GTについては販売されて間もないながら、特に着香シャグおよびパイプ葉については他のハイエンド機種を凌駕する喫味を出すと好評を博しているかと思います。
しかし、これまでにZeus Arc GTの問題点にも触れてきました。
簡単に記せば
Zeus Arc GT(およびZeus Arc)は、釜とエアパスについては非常にクオリティが高い機種だが、マウスピース周りに問題点が多く純正品はその問題点を克服できていない、というものです。
Twitterで好き者(失礼)の会話の中では
「ステンヒートシンクなんて自作できるんじゃね?」
「510ドリチ使えたらフィルターもかませられるし問題ないじゃん」
「ドリチの穴あけてみた」
「ヒートシンク自作してみた」
「ウォーターパイプアダプタに連結してみた」
という試行錯誤が凝らされています。
自分もあれこれやりたいと思っていたのですが、他の人のように自作する技術も創造力もなかったので、「いいなぁ」と思いながら傍観していました。
そんな折、「シリコンゴム安く売れますよ」というネット販売を見かけたので、それを使ってトップキャップを自作してみました。
シリコンゴムの調達
シリコンブロックから整形しようと思ったのですが、Yahooで検索をかけていたら安くシリコンゴムが調達できました。Yahooショッピングで
「シリコンゴム+5mm」で検索すると30cm x 30cmのシリコンゴムが2500円前後で見つかると思います、それを購入しました。
でけぇ(下の白い紙は色をわかりやすくするために敷いております)。
型取りの仕方がよくわからなかったのですが、Youtubeでシリコンゴム整形の動画見てたら、大工さんの墨打ちの動画が出てきて参考になりました。
Zeusのチャンバー側をシリコンゴムに押し付けて跡をつけて
だいたいの形状が把握できたので、デザインナイフで切り出しました
510ドリチでもよかったのですが、マウスピース経由でひっこぬけた方がいいかと思い、支え部のあるCastal Vapeのマウスピースを流用しています。
細かい作業ですが、支え部の肉厚の金属部がトップキャップを浮かせてしまわぬよう、一応トップキャップ側に金属部の凹みをつけています(削りとっています)
こんな感じ。マウスピースごと引き抜くと容易にトップキャップが外れます。
[改善点]
・頻回に純正トップキャップを洗わないといけないストレスから解放されました
・ミストがダイレクトに舌に当たるので、ミストの柔らかさ・甘み・酸味などが感じやすいです
[残る問題点]
・すでに所有されてる方はご存知だと思いますが、純正のトップキャップは金属部を押し込むことでスイッチがon/offされます。自作トップキャップだとそれが不可。
・設定温度をmiddle/highで運用するとさすがにミストが熱くなる
・使用しているのがパイプ葉だと問題ないですが、粉シャグだとシャグを吸い込む
(フィルターにステンメッシュを利用することで回避可能)
<さいごに>
これがゴールかと言われると、あくまで端緒な気がします。がシリコンゴムを整形して自作のトップキャップを作るアイディア自体はPAX3やその他の機種にも流用できるかと思いましたので、出来上がりだけみると割とショボい記事なのですが公開してみます。
なにかの参考になればと思います。
記 2019/2/19