このサイトを閲覧するにあたっての注意事項は
はじめにをご覧ください
記事作成後、非常に興味深いコンプレッサーの記事を"アサガオノタネ"さんよりご紹介いただきました。
(自分もパイプ管切ってコンプレッサー作りました、程度の記事ならスルーしようと思ったのですが、)クオリティも工夫も自分とは比べ物にならないぐらい創意工夫がみられますので、是非ご紹介したいと思います。
記事末尾にリンクを貼っておりますのでご参考になればと思います。
--------------
こんなことを考えていました。
言わんとするところは、スペーサーだと喫味が落ちるのでタバコ業者がタバコキューブ、ペレットみたいなものを販売してくれると助かるのだが、たばこ税が絡んでくるのでなかなか厳しいよね。という趣旨です。
で、コメントをいただきました。
「作ればいいじゃん」
「すでにやってる人いるよ」
Graphicker'sさんという方がコンプレッサーを使用し、ヴェポライザーで使っているというコメントいただきました。Twitterでは既知の方でしたのでコンタクトを取ったところ話が広がっていったという経緯です。(Graphicker'sさん転載許可、ありがとうございます)
そもそもコンプレッサーとは
コンプレッサーを用いる理由はいくつかあると思うのですが、自分が思い描いていた理想は
・シャグの圧縮により喫味時間の延長
・スペーサーを用いずにシャグポンしたい
・太巻きカットが若干だるいので、もっと手間をかけずにシャグ入れシャグポンしたい
コンプレッサー自体は「Pollen Presser(花粉圧縮機)」という名前で海外ですでに広く販売されており、
(Wishより転用)このような商品が比較的安価に販売されています。
がしかし、既製品はヴェポライザーでの使用を目的として作られていないのでチャンバーの内径までは考慮されておらず、一般に販売されているPollen Presserだと太すぎてチャンバーに入らないという問題があります。
なので、作ろうと思いました。
<最初に考えたこと>
どのコンプレッサーも基本構造は筒の中でねじ式でシャグを圧縮し、圧縮されたシャグをもう一端から押し出す。という仕組みになっています。
筒とネジがあればいいじゃんと思いました。
ニップルパイプ内径3/8 inch(両端がオスネジになっているものです)、エンドキャップ内径3/8 inch、圧迫用のカシメ打ち棒太さ9mm、これらを仕入れてチャレンジしたのですが、
内径3/8 inch(9.5mm)って商品に書いてあるのに11mmあるじゃねーかコノ野郎。
できた、悪くない。しかし、これが入るチャンバー径のヴェポライザーは・・・
Boundless Teraしかなかった。コンベクションのシャグをわざわざ圧縮して吸うとか愚の骨頂。
当然のように喫味は出ませんでした。
<次に考えたこと>
要するに押し子と筒があればいいんじゃん、と考えました。
ニプロ実験用シリンジ2.5ml、これはAmazonなどで気軽に手に入ります。
昔Vapeでグリセリンとプロピレングリコールを混和していた時の名残です。
理想は8.5mmだったのですが、内径は9.0mm、まぁ悪くない。
そんなにややこしいことではないです。内筒のゴムキャップ外して突起部をカッターで落とす。外套(外筒)を目盛りに沿って(平行に)カッターで切り落とす。
一端を机に押し付けて、シャグを詰めて押し子で圧縮する。簡単にペレットができます。(ただしガチのPollen Presserと比べると明らかに圧縮度が弱いですが)
これをFlowermate V5Nanoに詰めて吸ったところ、喫味が少なくとも10分は持続しました。ただしペレットの径がギリギリすぎてシャグポンは不可でした。
<他に試してみた>
内径8.5mmの筒を探していたらいいものがありました。
プルームテックのアレです。使い終わったやつの流用で十分です。500円ぐらいでコンビニで手に入ると思います。
中身をドライバーで押し出して、パイプカッターでコネクタ部を切り落としました。
これの内径がちょうど8.5mmです。なお切り落とした部は鋭利なので手を切らないように気をつけてください。
先端保護もある。
奇跡的にさっきの押し子がぴったりとハマる。
悪くない。
V5Nanoにぴったりはまり、喫味も濃厚で10分いけました(チェ赤)
しかも
吹きポン!やったぜ!!
なお、Flowermate V5Nanoのチャンバー径は9.5mmでFlowermate SlickやPulsar APX V2も同じ内径なので流用ができます。チャンバーの内径一覧はこちら。
ここまでは、自分が考えてみたコンプレッサー初級編で、個人的には実用に足ると考えていますが、
先達はすでに色々と試行錯誤されて発展させております。
<コンプレッサー上級編>
ここからはGraphicker'sさんの画像をお借りして説明しようと思います。
(転載許可に感謝いたします)
Graphicker'sさんのサイトはこちら
コンプレッサー3連製造機!すげぇ!!
100均ダイソーの火消し(たぶんタバコの火消しだと思います)に、家具用のダボ(連結具)を固定して作成されたそうで、内径は10mmとのこと。
「見た感じ圧縮したシャグが抜けそうにないんですが、その辺は?」とお聞きしたら、そもそも底が抜いてある製品らしく、片方はタボを固定してパテで底を埋めて、もう片方は商品そのままに使っているそうです。
素晴らしい。シャグ抜きは木の押し子でポン、とのこと。
結局は筒にシャグ入れて圧迫をかけるだけなので、内径がぴったり(か、やや細い)のものを選ぶこと、その内径にあう押し子を選択するだけで簡単に作れます。
アイディアが広がりますね!
ということで、コンプレッサーについて書いてみました。
<追記>
でもシャグ消費激しいんでしょ?という質問いただきました。
シャグ消費、激しいです。
シャグポン仕様での工夫というと、比較対象がスペーサーになると思うので、CV3のスペーサーにシャグを詰めた場合との比較ということで検証してみました。
コンプレッサーでCV3のスペーサーと同じ長さになるようにシャグを圧縮しました。
このシャグの重量は0.8gでした
CV3のスペーサーに同様にシャグを詰めました。
このシャグの重量は0.5gでした。
なお、普通にStarryでチェ緑を詰める時のシャグ量が0.4gでしたので、いかに多量のシャグを用いているかよくわかると思います。
ただ、コンプレッサー使ったシャグペレットでコルツクリアメンソールをFlowermate V5Nanoで吸っているのですが、15分普通に喫味を楽しめています、ちょっと今までの吸い方だと考えられないぐらい喫味の時間が延長しています。
<追記>
実に様々な人がコンプレッサーに創意工夫を凝らしており、"アサガオノタネ"さんよりご紹介いただいたコンプレッサーの記事は非常に興味深いものでした。
こういう記事を紹介することで、様々な人のさらなる創意工夫が進むかと思い、リンクを貼らせていただいております。ご紹介いただきました"アサガオノタネ"さん、ありがとうございます。
記 2019/2/8
記事更新 2019/2/19