このサイトを閲覧するにあたっての注意事項は
はじめにをご覧ください
<第六十五弾>
Peakvape Match(クリックでAmazon販売サイトに飛びます、アフィ注)
Peakvape社というのはDHgateの説明(販売サイトに飛びます)によると新興の企業のようです:Peakvape Match Dry Herb Vaporizer is a Dry Herb Vaporizer from a new brand.
情報の極めて少ないブランドかつ商品です。Peakvape社が出している他のヴェポライザーというのも見当たりません。
[結論先取り、このレビューに書かれていること]
・全体的に幾分安っぽい印象を感じる
・喫味はコンダクション標準的
・バッテリー1000mahは昨今のヴェポライザーとしてはかなり貧弱
・ここなら安いよ
[外観]
Titan Hebeとかと似たような箱ですね。
木目調プラスチックの本体と、アクセサリー。
先にアクセサリー見ていきます。
メッシュフィルター(小)、メッシュフィルター(大)
ブラシ、MicroUSBケーブル、以上
ん〜〜〜〜〜。本体質感は・・・
ちょっとチープ感ありますね、全てプラスチックとゴムですから。仕方ない。
写真の面にはゴム部に電源ボタン、その上にある小さい穴は吸気口だそうです。
インジケーター点灯時はこんな感じ。インジケーター3つの点灯は215度、また後述します。
お尻、MicroUSBポートと充電インジケーター
マウスピースです、苦言を呈せば、この材質・構造のマウスピースは加温で溶けやすかったり金属パーツを支えているプラ部が割れて壊れやすい場合が多い。
使ってみないとわからないところなので、また追って強度を見ていこうとは思います。
マウスピースのゴム部を外すとこうなっています、ゴム部には交換式のフィルター
説明書をみて構造を理解しようとすると、ん???あれ??
となりますが(自分だけ?)
要はチャンバーに大きいメッシュ入れろ、マウスピースにはゴムパーツあってその中にも小さいメッシュ入れろ、というだけです。
"メッシュフィルターキャップ"とやらが金属っぽい記載だから混乱するんだよね。
チャンバーはセラミック・コンダクションです。
[性能]
・電源ボタン3クリックでon、自動ヒートアップ
・ヒートアップタイム 10度 → 195度:約45秒
・セッションタイム:5分
・電源on時、電源ボタン長押しで温度変更(Level 1→2→3→1→・・)
・インジケーター
Level1:195度
Level2:205度
Level3:215度
・電源on時、電源ボタン3クリックで電源off
・1セッション(5分)終了時にスリープモードに移行、電源offにならない
・スリープ時、電源ボタン長押しで再度ヒートアップ
[喫味]
<チェシャグ 緑 インジケーター Level1:195度>
ケミ臭を嫌って最初はメンソールシャグから試しましたが、ほとんどケミ臭、プラ臭はしませんでした。
加温に従い柔らかいメンソールのフレーバーが広がります。とても濃いというわけではないですが、チェシャグらしいわずかな甘味を伴う旨味もほどほどに引き出されます。
非常にクリアとか非常に濃いとかは言いがたいですが、率直な感想を書けば「意外にうまい」
全体的に抑え気味ではありますが、柔らかくてフレーバーをほどほどに引き出す喫味が3〜4分ほどは持続します。
悪くはないです。
<チェシャグ 赤 インジケーター Level1>
あー、これはAiristech的な喫味ですね。わずかな酸味を伴って旨味と甘味が出てくる、あの喫味です。
Herbva Viva、Herbva 5Gとかとよく似た喫味、個人的には好きですがやや安っぽさを感じさせる喫味でもあります。
ミストぼちぼち、喫味も比較的広がりがあり、コンダクションらしい喫味といえます。やっぱり3〜4分で喫味が減退していって、セッション終盤は喫味がだいぶ落ちます。自分の中で基本的に5分を1セッションと身体が認識してるので、最後がちょっと物足りなさを感じます。
<バリシャグ 赤 インジケーター Level1>
バリ赤って、シャグがすごく優秀ですよね、いつもそう思います。
加熱に従い酸味が抑えめで旨味がよく広がります。
キックはよく吸うPAX3には劣りますが、フレーバーの幅が若干PAX3より広く、香ばしさと旨味がわずかに強く感じられます。
美味いですね。喫味をよく引き出すヴェポライザーだと辛かったり渋かったりしてツラいのですが、Matchだとほどほどで美味く吸えます。
<ハイタバコ 黄 インジケーター Level1>
バリ赤、チェ赤に比べて幾分酸味が強くでます、しかし香ばしさ、旨味が抑え気味なのでトータルとして全体的に酸っぱい印象。
個人的にはあまり好みではありません、そもそも酸っぱい系のシャグがあまり好みでないので、これは自分側の問題と言えます。
[メンテナンス、使い勝手]
・全体として、標準的なコンダクション方式・セラミックチャンバーの使い方と同様です
・イソプロピルアルコールを浸した綿棒でチャンバー内を掃除すればよろしいかと思います
・底部のMicroUSBポートからチャンバーに向けて強く息を吹き込むと、割と高頻度にシャグポンします(4/5 80%)
・つまり、エアパスが内部基板を経由していますので、可能ならばチェンバーにフィルターを敷いておくのがよろしいかと思います
[ここなら安いよ]
・最安値にこだわる方はDHGateがよろしいかと思います(22.89 USD + free shipping)
・国内の方が信頼できるという方はAmazonがよろしいかと思います(アフィ注)
[さいごに]
5,000円以下のヴェポライザーが戦国時代に入ってきたような様相です。
この価格帯のイチオシはまずBlack mamba(Amazon 4,190円アフィ注)、次いでFlowermate Slick(Vape Sourcing 44.9 USD)、そしてHerbva 5G(Gearbest 4,407円)があり、これらは安価帯のヴェポライザーとしては既に高く評価されています。
これら機種と比べると、Peakvape MatchはBlack mambaのような驚くような濃厚な喫味を出すわけではない、Slickのようにハイブリッド+18650交換式というわけでもない、Herbva 5Gのようにポータビリティに優れているわけでもない。
Peakvape Matchが別段劣っているとは思いません、標準的な喫味、物足りないバッテリー、全体的なチープ感・・・
全体的に小さくまとまってしまってるので、「初心者・エントリー機として買いか?」と問われると、
う〜ん、それなら***の方があなたに合ってると思う、という機種が出てきてしまう。
一年前にこの機種が出たのであれば、Herbstick Ecoと同様に勧められるヴェポライザーだったかもしれませんが、中華ヴェポライザーに色々と個性的なものが増えてきて尖ったものがないと勝ちにくい時代に入ったのかもしれません。
悪くはないのに、人に強く勧めたいかというとちょっとためらわれる、つまり他に色々といい機種が増えてきたなぁと再確認させられた機種になりました。
悪くはない、んですけどねぇ。
他の機種のいいとこ取りを目指したような機種は、勝ち残っていきづらい時代になってきたのかもしれません。
------おまけ------
余談です。
先日Hilaxさんという販売店がXVAPE FOGのマイナス接点を仕入れてくださったので、お礼の気持ちでHilaxさんからいくつかの商品を(もちろん自腹で)購入しました。
その一つがPeakvape Matchでした。
「Hilaxが誇る生粋のVapeer F氏が誇る「これは良いものだ!」(Amazon原文ママ)」というフレーズに惹かれて購入してみました。
このレビュー、見方によってはボロクソに書いてるレビューなのかもしれません、存在しない方がいいレビューなのかもしれませんが、ただ世の中に全くレビューが存在しないというのも若干寂しい気がするので、こんな記事を書いております。
あくまでこの記事は、世の中では馬鹿舌と評されているうまおじ個人のものなので、興味のある方はご自身で試されることをおすすめいたします。
記 2019/1/6