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Flowermate Slickのドロー復活手技

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 Flowermate Slickを長期使用すると、粉シャグの目詰まりから徐々にドローが重くなり、最終的に吸引できないという状況に陥ります。

 

Flowermate Slickを分解した後、このドローの改善方法を検討していました。
記事化するのを渋っていたというよりは、机上の空論で検証数が不十分だったので記事化しづらかったというのが正確なところです(ドローの重いSlickでこの手技を検証してもらうのに時間がかかりました)

 

昨晩いただいたメッセージで、5/5でSlickのドローが復活したことを確認できたので、試す価値がありそうな手技だと思い記事化いたします。

 

[詰まった粉シャグを吸引する]

誰でも思いつくことです、すでに実施された方もいるかと思います。

・まずSlickのマウスピースを外し、チャンバーを露出させます。
・バッテリーやら蓋は全部取っ払ってください

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色々試したんですが、ゴム手袋かゴム風船あたりが安くて便利がよろしいかとおもいます。

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チャンバー側にテープで密着させて

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掃除機のノズルと連結します(セロハンテープで適当に)

この状態で、一瞬だけ吸引Max → Offを数回繰り返します。
5本のドローの重いSlickが、粉シャグが吸引されてひとまず5本ともドローが復活しています。

非破壊で簡易的に清掃するには悪くない手法だと思います。

ただし、リキッドやグリセリンを頻用していた場合、地層のように粉シャグが堆積していた場合はどうにもならないと思います、上述の手法はあくまで苦肉の策とお考えください。

 

----- 内部構造と理屈(スルー可) -----

・本体構造は、外套とチャンバー及び基板を含めた内筒の二層構造になっています

・外套と内筒のごく狭い空間をシリコンリングがさらに目張りして密閉、ドローを重くしています

・エアパスのインフローはチャンバー上部のツメ、MicroUSB充電ポート、電源ボタン周囲が7割を占めます

・チャンバー底部より落下した粉シャグは、基本的には外套と内筒の目張りをするシリコンリング上に堆積します

・エアフローの大半は、シリコンリングより下部の流入に依存します

・シリコンリングの上部に粉シャグが堆積すると、その下部からのエアフローの供給が潰されドローが重くなります

・まだドローが生きているうちに上述の方法でドローを復活させた方がよろしいように思います(この手技が有効であれば、ですが)

・グリセリン、リキッドはシリコンリング上に堆積する粉シャグの粘稠性をあげ、吸引を困難にします。使わない方がよろしいでしょう。

・吸引ができるから粉シャグを堆積させてもいい、というよりは、あくまで苦肉の策なのでシャグが堆積しないようにチャンバー底部にメッシュフィルターを敷いておくのを推奨します

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ということです、n = 5で試行数少ないですし、分解後に風呂に入りながらなんとなく思いついたことなのでまだまだ改良が出来ると思います。また、他のペンタイプのヴェポライザーならこの手技が流用できる可能性もあります。

 

誰でも思いつくことではありますが、文字に起こしてみました、参考になれば幸いです。

 

記 2018/12/28