手持ち50機種から選ぶヴェポライザー
喫味編
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海外ですと、よく「Top5 Vaporizers」というのを見ます。
ヴェポライザーランキングと呼べるものでしょう。
「結局どのヴェポライザーが良いのさ?」としばしば尋ねられますが、
一長一短があり「ベスト」というのは選べないと思います。
分野ごとに、「自分はこのヴェポライザーが好みだ」というのを、ランキング形式でなく列挙形式で記してみたいと思います。
また、その機種ごとの簡単な長所、短所も併記しようと思います。
[喫味編 4選]
家の内外問わず、シチュエーションを選ばず、とにかく喫味だけに限定して選んでおります。メンテナンス性やバッテリー、持ち運び、価格etcも無視して喫味だけで選びます。
(4選はあくまで好みです)
Solo2
まぁ、Solo2でしょうね。濃さ、クリアさ、喫味の安定性、どれをとっても頭一つ抜けてると思います。雑に詰めても美味い、美味くないシャグも美味い、
「一発勝負で知人にヴェポライザーの美味さを認識させろ」というミッションなら、ためらわずSolo2を選ぶと思います(なんだそのミッションw
おまけに、50種類ぐらいシャグを試してきましたが、
「乾燥」「やたらと太いパイプ葉」以外は概ねどのシャグでもきちんと仕事をします。
<メリット>
・美味い
・バッテリー超長持ち
<デメリット>
・濃すぎて気持ち悪い時がある
・ガラスステム割りそう
・でかい
・ピークタイム2〜3分
Ghost MV1
喫味勝負でフルコンベクションが入ってくるのは道理かと思います。
Solo2は「雑に詰めても」「常に」良い味出しますが、
Ghost MV1はそういう点では微調整が必要でワガママな機種と言えます。
条件がピタリと合えば"最高に"美味いですが、
・シャグを非常に選ぶ
・条件がなかなか合わない
という点で、頻用、常用は(個人的には)なかなかしづらい機種です
<メリット>
・条件が合えば最高に美味い
・crucible kitを使えば持ち運びもストレスが少ない
<デメリット>
・条件の設定(シャグ量、温度、パフ時間)がシビア
・ちょっと設定ミスるとすぐ焦げる
・でかい
Firefly2
好きな機種ではないですが、入れざるをえないでしょうね。
「喫味」だけの評価ですからね。
Ghost MV1に比べても、輪を掛けてめんどくさい機種です。
パネルをピカピカにし、ハケでシャグを払って、パフボタンを延々と押して・・
数ヶ月に1回使うかどうかという機種ですが、条件が合えばやはり最高クラスの喫味を出します。
ただGhost MV1がFirefly2の上位互換という風に認識しているので、Firefly2の出番はさらに少なくなってしまっておりますが・・
<メリット>
・条件が合えば美味い
<デメリット>
・所持機種の中でトップクラスに扱いが面倒臭い
・バッテリーが極めて貧弱
Fenix
はいここでFenix出したー、うまおじはバカ舌、なんだこのクソブログ、やめてしまえ!
という空気になるのは分かってるのですが、Fenixです。
シャグレビューまでお読みいただいてる熱心なユーザーならわかると思うのですが、「Fenixでなぜか濃厚」「予想外にFenixでうまい」「むしろFenixでしか喫味が出ない」
という謎現象がしばしば起こります(特にEXCELLENTシリーズで顕著)
他の機種でスカスカなのに、Fenixだけ美味い喫味を出すことがある、となると
必然的にFenixを入れざるを得ないのです、だって他のヴェポだと味しないんですもん。
チェ赤とかバリ赤とかハイタバコ黄とかチェ緑とかチェ黒とか、そういう一般的なシャグの話をしてるんじゃないんです、それらシャグでもっと美味いヴェポライザーがあるのは百も承知してます。それらシャグでFenixが劣るのは分かってます。
もっとレアケースにおいて、Fenixが輝く瞬間があるのです。
<メリット>
・Fenixでないと味が出ないシャグがある
・シャグポン可
<デメリット>
・繰り返し書いてますが、純正マウスピースは好きではありません
・ややでかい
・作りがやや安っぽい
今回も5つ選ぼうと思いましたが、最後の1つが選びきれずに4選となりました。
最後の1つの候補に挙がっていたのは
・Davinci IQ
喫味の柔らかさ、上品さ、喫味の持続という点で、丁寧に詰めると「さすがハイエンド」という喫味を出すのですが、
それら含めた喫味の満足感という総合で考えると喫味の上位互換がSolo2であるように思いました。(Solo2の方がやや下品かつ圧倒的な喫味だと思いますが)
Davinci IQの良さは圧倒的な喫味の良さではなく、持ち運び性含めた総合的な良さだと思うので、今回は選外です。
・Dynavap VapCap M
最初の2パフ程度の喫味は、純朴で濃厚で自分好みの喫味を出します。特に使い方を学習してからは使用頻度が上がっています。
が、いろんな意味で純アナログのヴェポライザーは、使用者側のテクニックに依存するところが大きくて、「VapCap Mはいいヴェポライザーですよ」と伝えても、広くは受け入れられないのと、
こういう機種は好きな人が延々と黙々とノウハウを集積させて華開くものだと思い、少しかじった程度の自分には良さが伝えきれないと思いましたので次点といたしました。
・Magic Flight Launch Box
DynaVapと同じ理由です。MFLBマニアと言っていい方にMFLBについて師事して、グラインダーの使い方、シャグの管理、マニトウの素晴らしさを学んでいる最中なのですが、
確かにハイエンドに迫る喫味なのは間違いないと思うのですが、これもマニアが延々とノウハウを熟成させてその後に華開く喫味だと思うので、軽々しくリストアップできないと思いました。
MFLBをリストアップできるのは、MFLBに習熟した後自分で記事を書いてMFLBユーザーに認められてから、だと思います。
以上、喫味編でした。たぶんこれで終わりです。
記 2018/9/12