<前書き>
このブログは喫煙を推奨するものではありません。
タバコは健康を害します。できる限り吸わない方が良いものです。
紙巻きタバコから離脱できない方、少しでもタールによる健康被害を減らしたい方、
タバコ代を節約したい方、そういった人たちが最終的に禁煙へ向かうための情報提供を目的に作成しております。
ヴェポライザーのレビューは全て主観になります。
私が感じた印象は、実際にヴェポライザーを利用するかた達の印象とは異なるかもしれません。
喫煙は二十歳になってから。
その他、細かい詳細についてははじめにをご一読ください。
<第三十五弾>
Pulsar APX V2(クリックでPulsar本家に飛びます)
PulsarといえばまずAPXが思い浮かびますが、それ以外にも
・Flow(外観はBlack mamba、システムはFirefly2みたいなやつ)
・APX Smoker Electric Pipe(510-590度まで上昇するので燃焼用?)
などが販売されています。
APX V2は入門機として親しまれているということなのですが、あまりユーザーのレビューが多くはなく、個人的には「よく分からない」ヴェポライザーでした。たまたま国内で比較的安価に購入できたので入手したという経緯です。
[結論先取り このレビューに書かれていること]
・マウスピース熱い
・濃厚な喫味を出すというヴェポライザーではないのですが、シャグとの組み合わせで有能なポータブル機になると思います
・若干バッテリーが貧弱
・メンテナンスは標準的
・ここなら安いよ(後述)
[外観]
黒ばかりでちょっと飽きていたので、ウッドグレインを購入しました。
アクセサリー類。一番右のやつはマウスピースのゴム蓋です。
インジケーターがちょっと色違うの良いですね。昭和レトロを感じます。
左)チャンバー 右)チャンバーリッド兼マウスピース
チャンバーは公式のコメントはないのですが海外レビューサイトを含めて「コンベクション」の記載をしているものがほとんどです。底部にフィルターが見える。
外観が似たようなヴェポライザーたちでサイズ比較
左から順に Pulsar APX V2、LVSmoke Flash、Herbva Pro、PAX 3
Pulsar APXはかなり小さいですね。
[性能]
・電源ボタン5クリックでOn、自動ヒートアップ
・ヒートアップタイム 60F → 392F 40秒
・加温完了時、バイブレーションでお知らせ
・電源On時、電源ボタン長押しで温度変更
・4分で自動off
・マウスピースかなり熱いです
・バッテリー残量をインジケーター表示
緑 → 黄色 → 赤
ほとんどのサイトがチャンバーを「コンベクション方式」と記載していますが、喫味はフルコンベクションとは言い難いと思います。
"ハイブリッド"が落としどころであるように思います。
[喫味]
最高温度で2回空焚きをしたのち、今回はいきなり吸ってみます。
<着香 コルツ グリーンティー 392F>
可能な限りギュウギュウに詰めます。ドロー重い。
加温完了と同時にコルツグリーンティーの複雑な旨味、甘味がよく引き出され、ミストも比較的多いです。プラ臭はしません。
ドローが重いので濃縮したフレーバーを少しずつ吸ってるような印象。後半は甘みよりも旨味や香ばしさがよく出てきますが悪い感じはしません。キックも強い。
「小さい割に、簡単な構造の割に、美味いな」という感想。次いきましょか。
<着香 Harvest Mint 392F>
加温完了と同時に、控えめなミントフレーバー、控えめなシャグの旨味が出てきます。加熱がシャグに行き渡ると少しピリっとした辛味が出てきますが、トータルでは薄くて物足りない印象です。
Harvest Mintが上手い機種は他のミドルレンジでもいくつかあるので、Pulsar APXにこだわる必要もなかろうかと思います。
<着香 チェシャグ 緑 392F>
なんとか美味いメンソールが見つかれば汎用性が広がるという思いで試しています。
メンソールのクリアさ、爽やかさはHarvest Mintよりも強いですが、シャグの旨味は十分に引き出せてない印象です。
全体としては、薄くてやはり今一歩という感じ。
<着香 コルツ クリアメンソール 392F, 過加湿気味かも>
メンソールの濃厚なフレーバーが広がり、背景に幾分かのシャグの旨味が加わります。前二者のメンソールに比べてシャグの旨味があるぶん飽きにくく、ダラダラと吸えます。メンソール強度だけみればチェシャグ緑と同等なのですが、トータルではコルツ クリアメンソールの方が美味い。
コルツと相性がいいのかな?美味いです。
<非着香 ハイタバコ バージニアブレンド(黄) 392F>
シャグによりますが、「とても濃く喫味を引き出す」というヴェポではないことが分かってきたので、シャグ自体が濃いものを選んでみます。
加温とともに、シャグの旨味、キック、酸味、辛味がとてもよく引き出されます、これは美味いね。濃厚な喫味を出すヴェポライザーだと痛いくらいの喫味になるのですが、Pulsar APXだとちょうどいい。吸ってる感あります。
Pulsar APXの小ささでハイタバコのこの濃厚さなら、ステルスお手軽使いができますね、これはいい、美味い。満足です。
<メンテナンス、使い勝手>
すでに所有しているユーザーの間では「シャグポンできる機種」という認識かもしれませんが、かなりギュウギュウにシャグを詰めている自分の環境ではシャグポンは無理でした。掻き出し棒でサラッと出します。
MicroUSB穴が通風口のようなので、そこから吹き出してみましたがシャグポンは不可でした。
メンテナンスのめんどくささは標準的なコンダクションと同等です。
[ここなら安いよ]
以下サイトは当サイトと利害関係はありません
・てまきやで購入しました、7,560円(クリックでてまきやに飛びます)
[さいごに]
小ささやお手軽感、バッテリー容量あたりを考えると比較はGpen proが近いと思うのですが、デザインは個人的には無骨なGpen proよりPulsar APX V2の方が好きです。
全体的に喫味が薄くなってしまうヴェポライザーではありますが、シャグを選べば満足な喫味が得られると思います。
お手軽感、ハイタバコ(黄)のちょうどいい喫味、コルツクリアメンソールのフレーバーは自分は好みですし、悪くはない機種だなと思いました。これ以上のポータブル機となるとPAX 3とか・・あと何があります?ちょっと思いつかないですね。
車に乗ってハイタバコ(黄)をシャグ袋に入れ、という選択、悪くないのですが、バッテリーが10-12セッションはやはり気になるところ。
使用シーンに応じて持ち出していただければと思います。
記 2018/7/3
更新 2018/10/19