このサイトを閲覧するにあたっての注意事項は
はじめにをご覧ください
<第二十七弾>
Black Mamba(クリックで本家サイトKingtonsに飛びます)
製造元はKingtonsで、Black MambaやBLKや、いくつかの名前があるそうです。
あのBlack widowや062 Dry Herb vaporizer、063 Dry Herb vaporizerなど、ゾクゾクする興味深いヴェポライザーを幾つも出しています、ただしブランドとしては無名に近いでしょう。(大手レビューサイトのデメリットなどに、製造元がわからない、といった記載が見られます)
数多あるヴェポライザーの中で今回あえてBlack Mambaを購入して取り上げたのは
Namaste Vapes USA 2018 Top5 Vaporizers
にBlack Mambaの名が挙げられていたからです。他の4機種が200 USDを超えているのに対して、Black Mambaは31 USDで購入できますからね。
[結論先取り このレビューに書かれていること]
・濃い!美味い
・着香系は向かないかも
・しっかりした作り、コスパが良いと思う
・ここなら安いよ(後述)
[外観]
外観が似てるかなと思ったBoundless CFCを置いてみたのですが、ふた回りぐらいでかいですね。一番右は、ヴェポとしては最小クラスのGpen pro
でけぇ。
でかいねぇ。
太い。でかい太い。
あ、ちなみに充電はお尻にMicroUSBが接続できます。
外観や手触りは、マットラバーで丁寧な作りという印象を受けます。
左)チャンバー 右)マウスピース
Namasteで「最大級サイズ」と連呼されていた広いチャンバーと、マウスピースはこれ中央部はガラスなんですがドローが重くならないようにスペーサー兼プッシャーみたいな感じになってます。
こんな感じ、プッシャー兼スペーサー。
この構造は
・チャンバーに近い部位にガラスステムを設置し、マウスピースに直結すると雑味が混じらずクリアな喫味になる
・基本的にはシャグはキツめで圧迫した方が濃厚さは増す、ただしドローが重くなるのでベントホールあるいはスペーサーがある方がいい
この両方のコツを生かす画期的な構造に思えます。
ガラスステムが1つ付属してるのはポイント高し。
[性能]
・ヒートアップ 190度までで50秒(公称20秒ですが、もっとかかります)
・重さは190グラムという記載が多いのですが、実測は77グラムです
・インジケーターでバッテリー残量がわかります
・赤:残35%未満 ・パープル:70% ・緑:100%
[喫味]
<非着香 チェシャグ 赤 190度>
シャグを若干多めのモフモフにしておいて、ガラスのマウスピースで押し込むのが良いと思います。加熱が終わって190度に達してから、しばらくはあまり喫味を感じないのですが、ちょっと待った後に溢れ出る濃いミストは素晴らしいです。
チェ赤の酸味や旨みや、シャグが本来持ってる特性を引き出す力はさほど強くないんですが、なんかこう・・暖かくてまろやかかつ濃厚で美味い喫味が口いっぱいに広がります。幸せです。
自分は喫味の評価のトップクラスを、手持ちだと
・Gpen pro、とにかく濃い、紙巻に近い喫味でシャグの旨みは弱いが満足感ある濃厚さを楽しめる
・Solo2,Solo、シャグのフレーバーを強く引き出し、なおかつキックのある濃厚な喫味を楽しめる
・Firefly2、条件が整えばクリアで透明感のあるシャグのフレーバーのみを抽出するような喫味を楽しめる
この辺に定めているのですが、Black Mambaはまた異色で柔らかく暖かく濃い喫味がセッション終わりまで楽しめる・・
敢えて言えばGpen proとSoloの中間ぐらいの喫味が、セッション5分しっかり楽しめるという感じで、なんなら2セッション目も70%ぐらいの喫味が楽しめます。
これは、美味い!
2018/9/23
「シャグ量」についてご質問いただきました。
シャグの適量については個人の好みがありますので
愚考ながらこちらも参考になればと思うのですが、
基本的には「空気の循環を損なわないできる限りの量」というのが理想に思えます。
左:吸う前の大体の量と、右:吸った後の大体の量
チェ赤はブロックのようにシャグが圧縮された部があるので、その部分はほぐした方がフローが良くなってフレーバーが出ると思います。
Black mambaについてはシャグマラソンでも毎回取り扱っておりますので
こちらも参考にしていただければ幸いです。
<着香 コルツグリーンティー 190度>
加温に従いコルツグリーンティーの甘みと旨みが少しずつ口に広がります。ただ、着香系のシャグのフレーバーはさほど強くはなく、タバコらしい喫味にフレーバーのアクセントがついてるという感じです。旨み、キックは強くかなり喉にキます。セッション中ほどからはグリーンティーらしさは引き、非着香吸ってるような感じに変わります。
美味いことは美味いですがコルツグリーンティーらしくはない。
<非着香 ハイタバコ バージニアブレンド(黄) 190度>
チェ赤に比べると幸せな感じは強くはないですが、これもそこらのヴェポライザーよりもずっと喫味は濃厚で、旨みをよく出します。
[メンテナンス、使い勝手]
・広口チャンバーでBoundless CFCによく似るのでシャグポンいけるかと思いましたが、喫味出すためにキチキチにするとシャグポン無理ですね
・掃除は標準的なコンダクションと同じでいいかと思います
・マウスピースの洗浄は、引っこ抜いて無水エタノールじゃぶじゃぶで綺麗になりますのでこれもさほど手間ではない
・マウスピースのガラス部は若干破損しやすいように思います
Aliexpressで3.32 USDで1pieceから購入できますね!(みっちーさんありがとうございます)
[ここなら安いよ]
・Efun.topが安いかと思います(30.09 USD + shipping 6.36 USD, total 4,131円)
・3AVapeでもShipping freeで配送してくれます(33.5 USD + shipping free 3,706円)
・Amazonは高いと記載していたのですが、値段がこなれて4,290円(アフィ注)になっています、返品対応のことを考えるとAmazonが便利なのかもしれません。ただし購入した方からの情報によると到着に2〜3週間ほどかかるようです。
[さいごに]
Namaste Vapesの評価通りという印象です。
価格差のアドバンテージもさることながら、普通に喫味のみで勝負してもきちんとハイエンドと遜色ない戦いになってると思います。特にチェ赤を吸った時の印象は
4,000円ちょいでこの喫味出せるなら、(着香吸わずに非着香で特にチェ赤が好きな人なら)ミドルレンジなんか要らないじゃんって感じてしまったほどです。
SoloとBlack Mamba、これはここ最近の買い物の中では当たりですね、というかこの二つ持ってれば下手なエントリーやミドルレンジに手を出すより満足感は高いはずです。
安くて良いヴェポライザーが出てきてるのは本当に嬉しいです。自分のスタメンはSolo2(Solo), PAX3, (Ascent)にこのBlack Mambaが加わることになりそうです。
[関連記事]
Kingtonsに関しては他にもいくつかの製品のレビューをしております。
Black Widowはこちら
Ovalはこちらになります。いずれも際立った特徴のあるヴェポライザーに思えます。
記 2018/6/16
記事更新 2018/11/22