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<第二十三弾>
(クリックでBoundless Technology本家サイトに飛びます)
Boundless CFCで特に着香系のシャグにおいて好評を博しながらも、マウスピースの破損のしやすさ、チャンバー周囲の溶けやすさから「それはデザインの欠陥じゃん」と叩かれてしまっていたあの機種が、バージョンアップして戻ってきました。
Planet of the Vapesのレビュー記事はこちら
さて、どんなもんでしょうか。着香系、非着香系と色々吸ってみます。
[結論先取り このレビューに書かれていること]
・(重要)このレビューはCFCに比べてどうなの?という相対評価になってしまっており、CFC 2.0の絶対評価としては幾分検証が甘いかもしれません。CFCを持っててCFC 2.0を期待していた人にとっては参考になると思いますが、初めてCFC系に手を出す人にとっては不十分な検証かもしれません。
・コルツライチの喫味はCFCに劣ります
・コルツグリーンティーやPina Coladaの喫味もFlowermate AURAと同程度か
・マウスピースの破損さえ目を瞑れるならば、CFCの方をすすめます
・CFCを期待していた人は、CFC 2.0に同系統の喫味は期待しないほうがいいです
・4〜5,000円台の中華ヴェポを買ったほうがコスパ的に幸せになれると思います。(着香ならFlowermate AURAとか、非着香ならHerbvaシリーズとか)
[外観]
外箱はスタイリッシュというか爽やかな感じ。
重要なものだけ写してます、本体、替えマウスピース(バブラーアダプター)、マウスピースのフィルター。
あと掃除ツールとMicroUSBケーブルが入ってます。
何かに似てるとずっと思ってたんですが、これ鼻毛シェーバーにそっくりですね。
外で使うと「鼻毛シェーバー口にくわえてんじゃんあの人」とは・・ならんか?
MicroUSBポートはお尻についてます
左)チャンバー、CFCを引き継いでると言えます、熱が直接接続部にいかないよう、少し余裕をもたせてある
右)マウスピース、チャンバーの熱がダイレクトに伝わらないよう配慮されてる(特に接続部)
マウスピースの材質は、持ってる人ならわかると思いますがFlowermate AURAのマウスピースに似てます。AURAは金具の破損報告が多いので、マウスピースに関しては大丈夫だと思いたいですが・・
[性能]
細かく見ていきます。
・重さ
CFC 77グラム vs CFC2.0 82グラム
大差ないですね。
・内蔵バッテリーに18650を使ってるのは間違いないですが、どのバッテリーが採用され容量がどれだけなのかは公式にもレビューサイトにも記載がありません。
・ヒートアップタイムは190度で使う限り、公称されている時間より若干かかります。30秒
・セッションタイム5分、標準的
[喫味]
<着香 コルツライチ 190度>
濃さも、酸味も、旨味もCFCに劣ります。
CFCならば表現は---
コルツライチの酸味と旨味がクリアに広がり、豊かなフルーツフレーバーが広がる
と書きますが
CFC2.0は・・・
最初はわずかな酸味と旨味が、控えめに口の中に広がり、時間の経過とともに辛味や渋みが少しずつ強くなる。こうなります。少しがっかり(180度でも同じ感想でした)
(ちなみに、この喫味レビューはCFCとCFC2.0を吸い比べして記載してます)
<着香 コルツグリーンティー 180度>
コルツグリーンティーの複雑な旨味や甘味が、幾分マシなフレーバーとともに広がります。Flowermate AURA程度には美味いですが、期待の高さゆえに肩透かしをくらったような印象。
<着香 Pina Colada 180度>
わずかなパイナップルフレーバーが広がるものの、薄くて満足感は乏しいです。
<着香 チェシャグ 緑 180度>
嫌味のないメンソールテイストと、チェシャグ緑のわずかな旨味と甘味がフレーバーに混ざりますが、喫味についてすごく良いとは言えないPAX 3よりも劣ります。CFC 2.0を選ぶ理由はない。
<着香 コルツクリアメンソール 190度>
チェシャグ緑と比べると、幾分旨味と甘味がバックグラウンドに乗ります。
これまでの傾向から、コルツクリアメンソールがボチボチの味を出すヴェポライザーは、本体が濃厚な喫味を出すポテンシャルに欠くということなので、
CFC 2.0が着香系で濃厚な喫味を出す目は消えたような気がします。ハァ・・
<非着香 チェシャグ 赤 190度>
非着香にまで手を出してしまいましたが。チェ赤のもつ旨味、甘味、酸味とも控えめ、大人しめで、満足感は乏しいです。
<着香 コルツバニラ 190度>
薄いし、そもそも評判の良くないシャグですが、変な雑味が混じって気持ち悪くなります。
<着香 チョイス ダブルアップル 190度>
薄い、甘みも酸味も乏しいフレーバーが控えめに口の中に広がります。加熱に従い(1分ほどすると)やや辛味が加わり幾分濃厚になります。他の着香系と比べると少しマシかもしれません。
[メンテナンス、使い勝手]
シャグポンは少し難しいですが、フリフリすればたまにシャグポンできます。
掃除はコンダクション標準的というか、それよりはチャンバーが広口なので割と掃除しやすい。
[ここなら安いよ]
国内、海外販売店が出揃うまで、ここは省略します。
だいたい10,000円ぐらいだと思います。
[さいごに]
Planet of the Vapesが喫味について歯切れの悪い表現をしていたので、少しモヤモヤしたものがあったのですが、悪い予感が当たってしまったという感じです。
交換できない18650、CFCに比べて良くない喫味、そしてこの喫味のレベルなら10,000円は高いと言わざるを得ない。
「着香なら美味い」の評価だったCFCから、「着香もあまり美味くない」となったら、あと何が残るんだろう?という、そういう評価です。
(僕はもう、この[さいごに]を書いてる時はCFCにコルツライチを入れて往年を偲んでいます)
物好きな人はチャレンジしてもいいと思いますが、これならFenixとかVivant Alternateとか、もうちょっと安くてもうちょっとマシなヴェポライザーはいくらでもあります。
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。ガッカリ。
自分の喫味レビューが設定やシャグを網羅できているとはもちろん思えませんので、CFC 2.0を美味く吸える設定やシャグを見つけた方は、どうぞお伝えいただけたらと思います。
この記事について何かご質問や相談、間違いの指摘などありましたらお気軽にコメントいただければと思います。
[関連記事]
前作Boundless CFCについてはこちら
喫味が良くならないか工夫した記事はこちら
大手レビューサイトのレビュー記事はこちら
記 2018/6/9
記事更新 2018/8/18