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うまおじ ヴェポライザーに慣れていない人たちのためのブログ

Airistech Herborn

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しばらく更新のできない期間が続きました。

台風19号による災害、母親の入院、過労で自分が倒れる...etc

 

天皇陛下が即位を宣明なされ、自分の生活もよくやく落ち着いてきたためブログの更新ができるようになりました。こんな冒頭の文はいらないのですが、数年後に「そんなこともあったなぁ」と振り返れたらと思い、駄文を加えました。

 

<第八十五弾>

Airistech Herborn(クリックでAiristech本家に飛びます)

Airistech製品は個人的に好きで、過去にも
Herbva Viva, 5G, X, Pro, Nokivaとレビューしてきましたが、例えばHerbva Proなどは公式にはなかったことにされていて少し寂しさも感じます。

今、本家のラインナップで存在するのは、Switch, Herborn, X, Viva, 5G, Nokivaとなります。

Herbornはパッと見る限り、どこも10K近い値段でかなりお高く見えるのですが、

例えばSourcemoreなどで購入すると

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こんな価格で買えたりします(ちなみに今もこの価格です)

ブラックフライデー・サイバーマンデーではより安価になることも期待できますので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

[結論先取り、このレビューに書かれていること]

・高温"でしか"運用できないのはキツい
・設定できる最低温度でもミストが熱い
・頭吸い、尻吸いのDual Useですが、尻吸いはドローが軽くて喫味が薄い、あまり実用的とは感じられない
・頭吸いは、390Fぐらいならフレーバーも楽しめたのにと思うと残念
・Sourcemoreで値段は安かった(2,700円、投げ売り状態です)

 

[外観]

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箱はいつもの白・緑基調です。同じメーカーで6機種目ですから、さすがに見慣れてきます。

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本体、アクセサリー、取説。

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上から順に、取説、ポーチ、本体、交換用マウスピース、MicroUSB、ブラシ、耳かき、モールクリーナー

ポーチが地味に嬉しかったりします。

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本体、前・後面。3本スリット部がエアフローかと思いましたが、塞いだところ関わりはないようでした。

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側面、唯一の操作ボタンとインジケーター、反対面は何もなし。
手触りはanodized aluminiumっぽいですが、主観ですよく分かりません。
Herbornのザラザラ感はPAX3より荒く、Starryよりきめ細かく、といった具体です。

全体像がつかみづらいと思うので、別の視点からの画像載せますと

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こういう部分と

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こういう部分があり、Herbornの最大のウリは「頭からも尻からも吸える」ということになっています。

つまり、
底部チャンバー:エアパス介して頭から吸う
(PAX3やDavinci IQ的な使用)の使用法と
マウスピース直下チャンバー:チャンバーから発生するミストをそのまま吸い上げる
(Boundless CFCやHerbva 5G的な使用)

のDual Useをウリとしているわけですね。

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こっちがチャンバー側で、マグネット式になっているマウスピース外すと

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こうなってます。チャンバーは5つ穴セラミック・コンダクション

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チャンバーから遠い側。暗くて分かりづらいですがマウスピースの下部にスリットが入っていて、あたかもPAX3のような構造をしています。

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で、「オイ!ここにMicroUSBかよ!」です。本体この写真を「頭でっかちな目と鼻と口のあるボウズ」として見ますと、目がネジ、鼻がエアパス、口がMicroUSB充電ポートにあたります。

鼻と口が近いんだよ、大丈夫かよ、と。

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取り外したそれぞれのマウスピースですが、左はまぁよい。

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こっちがね、「気密を保ち、ニコ汁をMicroUSBポートに侵入させない」という仕事をきちんとしてくれるのか、少し不安になります。

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カッチリめのマウスピースの方は分解して洗えます。
ひとまず外観はこんなもんでしょうか。

 

[性能]

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 ・電源ボタン5クリックで起動
・起動時、電源ボタン1クリックで温度変更
・インジケーターで温度確認
 緑:420F(215度) 青:435F(223度) 白:450F(232度)
 (基準温度が高ぇよ!)
・起動時、電源ボタン5クリックでoff
・バッテリー残量低下でLEDが10回点滅

・ヒートアップタイム 60F → 420F:約30秒

・セッションタイム:約180秒でオートoff

(補足:厳密には192秒ぐらいでオートoffになります。加熱完了から180秒かと思ってチェックしましたが、加熱完了から176秒でオートoffになるので、ざっと"180秒ぐらい"としておきました)

 

[喫味]

空焚きをセッションタイム確認のため何度か行ってからチェシャグ赤を吸い始めましたが、ケミ臭、プラ臭はあまり気になりませんでした。

便宜上、チャンバー側のマウスピース(金属、カッチリめ)を頭とし、シリコンゴム側のマウスピースをお尻とします。

(こっち頭)

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(こっち尻)

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<チェシャグ 赤 420F 頭吸い>

420F、かなり高温だなと思います。自分の理想は175〜195度ですが、今回設定した温度は最低温度でも420F(215度)です。
その分、キックがかなりありますが、チェシャグの旨味、甘味が抑えられて、辛味、渋みが強く出てきます。そして高温でチャンバーに近いため、ミストがかなり熱い。

今までのAiristech製品って概ね370〜420Fぐらいだったのに、どうしちゃったんでしょうね。高温"でも"吸える製品は、ユーザーのニーズもあるでしょうからそれでいいと思うんですが、高温"しか"使えない製品は微妙さを感じます。

 

<チェシャグ 赤 420F 尻吸い>

ミストが冷却されてるのは良いのですが、ドローが軽く喫味が薄いです。

PAX3やDavinci IQと比べて明らかにドローが軽い。頭側のマウスピースのエアフローを潰しても薄い。

尻吸いは喫味の評価がまともに行えません。

 

(以後、尻吸いのレビューを省きます)

 

<Kir Royal 420F 頭吸い>

加温に従いKir Royalのフルーティーのフレーバーがとてもよく出てきます。

「そこ!そこでストップ!!」と思うんですが、通り越してアチアチになっていきます。十分に加熱された215度になると着香フレーバー吹き飛んで、普通の非着香シャグの喫味に変わっていきます。

これ180度、195度、210度刻みの初期設定なら名機扱いしてたかもしれないのに。
惜しい。

 

<チェシャグ 緑 420F 頭吸い>

十分に加温されるまではAiristechらしい爽やかなメンソールフレーバーとチェシャグの旨味がよく引き出されます。215度まで加熱されるとメンソールが飛びます(ただ、フルーツやバニラに比べるとまだメンソールの喫味が残っている方)

ことチェシャグ緑に関しては、マウスピースの熱さだけ耐えれば上々の喫味に思えます。

美味いです。

 

<桃山 420F 頭吸い>

割と湿気多めの(保湿性高い)パイプ葉だとどうなんでしょうね?

予想通り、さほどミストが(痛いほどには)加熱されず、お菓子風の美味いフレーバーがよく出てきます。

時間経過とともにミストも増えていき、モクモクと楽しめます。

美味いことは美味いですが、XVAPE AriaやZeusの喫味と比べると薄いかなぁ。

2700円だしそこまで全てを求めるのも酷な気がする。

 

<コルツチェリー 420F 頭吸い>

桃山と同じような傾向ですが、コルツチェリーの甘酸っぱい芳醇な香りは表現しきれていないように思います(似た傾向の喫味は出てくるんですが)
XVAPE AriaやXMAX V2 proには劣りますね。

Ariaの70%ぐらいの喫味を、かなり時間長く楽しませてくれます。

割と美味しいです。

 

[メンテナンス、使い勝手]

コンダクションですが、チャンバーが22mmと深い。
(参考:XMAX V2 pro 19mm、Flowermate V5Nano 19mm)

粉シャグ使えばシャグサラで出てきますが、新しめのシャグやパイプ葉だとカチカチになって掻き出し棒が必要です。

チャンバーの掃除は標準的なコンダクションの掃除を、エアパスについてはPAX3のようにモールブラシでコシコシとすればいいと思います。

Dual Useのために、マウスピース直下にチャンバーがあるような機種と比べると、エアパス分の掃除の手間が多いのは事実です。

 

[ここなら安いよ]

前述の通り、Sourcemoreが2700円+shipping数百円とお安かったです。

 

[さいごに]

惜しい!と言わざるを得ません。名機たりうるポテンシャルを秘めてはいたのですが、

 ・設定温度が高すぎる
 ・Dual Useのシリコン側(尻吸い)はあまり機能していない
 ・設定温度が高いので、チャンバーとマウスピースが近すぎて熱い
細かいことを言えば、MicroUSBとエアパスが近すぎて長期運用で基板破損のリスクがある(20セッションぐらいではまったく汚れませんでしたが)

 

喫味の出し方は理想的だったので、180〜200度の温度帯があればシャグ・パイプ葉ともにかなり高評価をしていたと思うのですが、215度が最低温度だとユーザーをかなり選ぶと言わざるをえません。

これだと、Herbva5Gが似たような価格なので、そっち選んだ方がいいよと言ってしまいますね・・・

世界的にも、高温ガツンより低温ダラダラの方が人気高かったような記憶があるのですが・・不思議に思います。

 

記 2019/10/27