うむ美味いおじさん ヴェポライザー レビュー

うまおじ ヴェポライザーに慣れていない人たちのためのブログ

Castal Vape

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<第七十弾>

Castal Vape(クリックでAliexpressに飛びます、注意)

"Castal Vape"というものがブランド名なのか製品名なのかよくわかりませんが、説明書を見る限りだとCastal VapeというブランドのCastal Vapeという製品のようです。
(Sub Twoというブランドだという記載も見かけますが分かりません)

 

この機種を知っているとしたら、よほどヴェポマニアで中華サイトによく出入りしている方だと思います。

 

[結論先取り、このレビューに書かれていること]

・電子系のギミックが意外に多い

・エアパスは基板を介してしまっていると推測される(完全な分離とは言い難い)

・PAX3に比べて本体の嫌なケミ臭が混じり、喫味は劣る(ケミ・プラ臭抜きをしても)

・比較的安価なヴェポライザーだが、それでも価格相応という感じがする

・PAX3にマウスピースなどが流用できる

 

[外観]

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箱見て、「おっ?」と思いますよね。「なんだこのヴェポライザーは・・?」と。

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箱の中身はこんな感じです。右に本体、左にアクセサリーが並んでおります。
本体見てなおさら「お前・・これは有名ハイエンドのPA(ゲフンゲフン)」

先にアクセサリー見ましょう。

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説明書、Micro USBポート、掻き出し棒(エアパス掃除棒)と、左上に怪しげなセットがあります。

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あー。うわぁー。これはマズいよ、アレだよ。説明書見なくても分かりますもん。
上がハーフパックリッド、左がコンセントレートインサート、右がレギュラーマウスピース。
まぁそういう製品っぽいです。

本体、仔細に観察しましょう。

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インジケーターがやわらかい光で良いですね。

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裏面にビスがむき出しになってるあたり、若干粗さを感じます。

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操作系はこの電源ボタンのみになります。あとMicroUSB充電ポート。

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底部チャンバー方式で、チャンバーリッドはマグネット式です。

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チャンバーリッドを外すとスクリーンフィルターが出てきます。
チャンバーはステンレスチャンバーですね。
ハイエンドのアレ持ってる人がザワつく気持ちわかりますがスルーします。

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マウスピース外すとエアパスはこうなっています。ゴム部の中央にスイッチあるか押してみましたが何もありませんでした(何が?)

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マウスピース、表から見るとわりとよさげな作りに思えますが、

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裏から見るとなんとなくショボさを感じます。これはこれできちんと機能してますけどね。

 

[互換性]

"互換性"ってね、何と何のことやらさっぱりという方が大半だとは思いますけど。

Aliexpressというところで買った、Sendy製のプッシャーを入れたところ、

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Castal Vapeのチャンバーにぴったり納まりました。すげぇ、奇跡。

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Castal VapeのマウスピースをPAX3というヴェポライザーに試しに入れてみたところ、これもぴったりと納まりました。すげぇ。

 

PAX3のマウスピースに関しては、フラットマウスピースにパンチで穴を開けて510ドリップチップを入れ込んだ

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こんなマウスピースを過去に自作しておりましたが、Castal Vapeのこのマウスピースの方が安定性・密閉性ともに優れているように思えます。
(PAX3でCastal Vapeのマウスピースで吸ってみましたが、かなり満足のいくものでした)

 

[性能]

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操作系自体は電源ボタン1つだが、ギミックが非常に多い

・電源ボタン1クリックで起動(バイブ)、自動ヒートアップ(紫インジケータ)
・ヒートアップ完了でバイブ、緑インジケーターに
・起動中、電源ボタン2秒長押しで温度変更モード、
 温度変更モード中に電源ボタン1クリックごとに温度変更
  黄色:392F オレンジ:428F 赤:464F → 黄色・・
・温度変更モード中に電源ボタン2秒長押しで温度変更モード終了
・起動中、本体を振るとバッテリー残量表示
  緑色:フル 黄色:ボチボチ 赤:残量少
・起動中、電源ボタン1クリックでoff(バイブ)

 

・ヒートアップタイム 60F → 392F:45秒

・セッションタイム:5分15秒で再加熱(紫モード)に以降

 

(以下説明書の記載に不備がありちょっと確証がもてないのですが)

・起動中ほったらかしでスタンバイモード(青色)
・スタンバイモード中に本体に触れると再加熱(バイブ:紫)→加熱完了(バイブ:緑)

つまり非常に厳密に触感コントロールがなされているように思います。

 

[喫味]

もうズバッと書いてしまうんですが、PAX3のクローンっぽいこの機種はPAX3と比べて喫味はどうなの?という点が主眼になります。
喫味評価はPAX3と比較して記載します。

・プラ臭、ケミ臭があります。耐えられないほどではないですが、ここ最近吸った機種の中ではかなり嫌な匂いが強い方です。最高温度(464F)で数回空焚きした後、コルツクリアメンソールやチェシャグ黒を炊いて吸ったり吐いたりを数回繰り返す必要があります。

<バリシャグ 赤 392F>

底部チャンバー系コンダクションはシャグを詰めて吸うのが王道に思われますので、Sendy製プッシャーでシャグを押し込みます。しかし十分に押し込んでもPAX3に比べてドローが軽く、基板や本体の密閉製が高くないことが推測されます。

(例えばPAX3はチャンバーに目張りをする(掌を当てて密閉する)と完全に気密が保たれますが、Castal Vapeはスカスカです)

本体ネジ部やMicroUSBポート、電源スイッチからフローの流入があるため基板を介したフローの流入になってしまい嫌なフレーバーが加わります。

十分ケミ・プラ臭抜きを行った後の評価になりますが・・

 

ミストは多く、バリシャグ赤らしい旨味やわずかな酸味が引き出されますが、本体の嫌な雑味が消えません。気にならない人は気にならないかもしれませんが、自分は延々とこの雑味が続くと気持ち悪くなってしまいます。
濃厚さやキックはボチボチなのですが、PAX3のような(コンダクションらしい)クリアさには劣ります。
シャグの喫味という点でさほど評価の高くないPAX3と比較して、さらに劣る喫味ですからCastal Vapeの評価のほどは推して知るべしといったところでしょう。PAX3をすでに所有している人が敢えて手を出す機種じゃありません。

 

<ハイタバコ黄 392F>

割と強烈でシンプルな喫味を出すハイタバコのはずですが、雑味が混じり良い気はしません。ドローがPAX3に比べて軽く、基板を介した生暖かい変なフレーバーが混じるので長くは吸っていられません。
3日間も延々とシャグ通しをしたのに、それでもこの評価です。
エントリー機と比べればデザイン・小ささ・ギミックなどで秀でた面もあるのですが、PAX3を期待して吸っている人にとっては残念な結果になると思われます。
(PAX3を知らずに普通のミドルレンジとして吸えばそこまで酷い評価にはならないと思いますが・・・)

 

[メンテナンス、使い勝手]

PAX3のようにプッシャーを引き抜いただけでシャグポン、とはいかないのですが、

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オーブンリッドを外してマウスピースから吹き込むと綺麗に吹きポンします。
メンテナンス性はチャンバーはさほど汚れませんし、エアパスも綿棒と付属の棒でPAX3と同様のメンテナンスを行えばいいと思います。

 

あと、バッテリーが公称3000 mahなのでPAX3の8割ほどのバッテリーの持ちを期待したいところなのですが、8〜10セッションでバッテリーが枯渇しますので真のバッテリー容量は2200-2500 mahではないか?という気がします(基板の質が低くて電力消費に無駄がある可能性も否めないですが・・)

 

[ここなら安いよ]
半年ほど前からちらほらと本体情報のみはお目にかかるようになった機種ですが、今の所自分が知る限りだとAliexpressでしか販売していません。クーポン利用で45 USDほどかと思います。

 

[さいごに]

明らかにPAX3を意識して(あるいはコピーして)作られた、クローンといっても差支えなさそうな機種です。本家・純正と比較されてしまうのはクローンの宿命と言えますが、PAX3と比較しての評価は「価格相応」といったところです。

端的に言えば、PAX3を持っている人がサブ機にCastal Vapeを購入すると、Castal Vapeの出番はない、というのが率直な評価です。

同様の機種に、Wishで販売されているPAX3 Styledのクローン、VAXやVAX miniという機種がありますが、(VAX系は持っていないので評価できませんが)おそらくそれら機種と大差ないクオリティに思えます。

PAX3にあこがれて、しかし本家は高くクローンは安いから購入を考えていたという場合、「これはやめておいてセールの時に純正を買ったほうがいいよ」と言いたくなります。それぐらい機種のトータルの完成度に差があると思います。

パーツ流用やあくまで「試してみたい気持ちが強くて」という場合には止めませんが、個人的にはおすすめできる機種とは言い難いです。

45 USDって、もう少し足せばAirVape XS GO(99 USDの半額セール中)買えちゃいますからね。

 

記 2019/2/16