うむ美味いおじさん ヴェポライザー レビュー ブログ

うまおじ ヴェポライザーに慣れていない人たちのためのブログ

Zeus Arc GTの問題点(ステンレスヒートシンク追記)

Zeus Arc GTを入手して、はや1ヶ月が経過しました。

楽天市場(アフィ注)などでも商品の取り扱いが始まり、国内での購入が可能になりましたので、このタイミングでZeus Arc GTの追記事を書いてみようと思います。 

その時は、お高いものを苦労して入手したという経緯から機種評価に上ブレが見られたかもしれません、しかし時間が経過してハネムーンの時期が過ぎた今ならばもう少し冷静な(酷な)評価ができるかもしれません。

 

1ヶ月経過した現時点での、自分が思うZeus Arc GTの問題点を挙げてみようと思います。

[喫味]

--- 非着香の傾向 ---

実に20種以上のシャグを吸ってきましたが、このヴェポライザーの傾向がつかめてきたように思います。

例えば非着香のシャグを吸うと、評価の対象はまずキックと濃厚さ(いわゆる吸った感)であり、次にシャグ本来のフレーバーが出せているのかという評価になります。

Zeus Arc GTは非着香の濃厚さやキックは"割と普通"であり、すでに濃厚の評価がなされている機種(チェシャグ赤に限定すれば、Solo II、Boundless Tera V3、AirVape XS、Black mamba、XVAPE FOG、Gpen Proなど)と比べると、「吸った感」は劣ります。

「じゃあ高いくせに薄いんじゃん」となるところですが、Zeus Arc GTはフレーバーを引き出す能力が異常に高い。

チェシャグ赤ですと旨味・酸味・甘味がよく引き出されますし、いくぶん着香的な性質のあるパイプ葉

 ・キャプテン ブラック ゴールド

 ・7Seas Regular Blend

などでは豊かな甘味・旨味・ナッツ感のある柔らかくて上品なフレーバーを出します。ただし、キックや吸いごたえみたいなのは、XMAX V2 Proなどと比べると幾分劣る。

 (お前がうまい非着香見つけられてないだけだろ?という批判、甘受いたします、もしこのシャグがうまいという非着香ありましたら、ぜひ教えてくださいませ)

--- 着香の傾向 ---

着香のフレーバーを引き出す性能は、頭一つ抜けて優れているのではないでしょうか。特にコルツ系と相性が良く、コルツ着香のフレーバーに加えてコルツシャグの甘味や旨味もよく引き出されます。

単なる着香シャグのみならず、パイプ葉などでもフレーバーを存分に発揮するので、かつて着香の定番と考えられていたBoundless CFC、ecapple iv-1、Flowermate Auraなどの、まさにハイエンド(上位)に相当する機種と考えていいと思います。

[メンテナンス性]

チャンバーの掃除は以前から書いていた通り、ほとんど苦になりません。

1ヶ月経って一度も掃除していないパーツをこの記事のために分解してみましたが、

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フィルターと留め具、汚損はみられません。

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チャンバーも綺麗なものです、1ヶ月間一度も掃除していないのに。

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付属のモールを通しましたが汚れがほとんど付着しません、PAX3でかなり頑固な汚れとニコ汁が付着するのを考えると対照的とも言えます。

 

まぁよい、ここまではよい。構造的にはこうなるのは当たり前なのですが、問題はマウスピース。

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マウスピースは二日間掃除をサボるとこれです。酷い。

パーツごとに見ていきます。

シリコンマウスピースは丸洗いできますのでジャブジャブで良いです。

標準付属のスリットパネル(右下の四角)はレビュー記事にも書きましたが粉シャグ通しまくる問題があります。「別にこのままでも気にならない」という人もいるようですが、自分は多少なりとも粉シャグが口に入ると非常に不愉快になる性格をしているので、これはほとんど欠陥といっていいと思います。

ただし対策は簡単で、ステンレスメッシュをスリットパネルに重ねるだけで粉シャグ問題は解決します。ステンメッシュはYahooでもAmazonでも楽天でも簡単に購入でき、ハサミで整形が可能です。

自分はFlowermate SlickやV5Nanoに標準付属されているフィルターが便利がいいので流用しています(右上の円形)。なんならテッシュやガーゼを切って置いておくだけでも大丈夫です。

自分が使用しているフィルターについて質問をいただきました。

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フィルターサイズは直径9.5mmで、このフィルターは据え付けのようにピタリとおさまります。

 

さて、ちらほらと話題になっている金属プレートと緑汁。

調べたところ、硬度を維持するために純度の低い金(Gold)を用いているらしく、それがニコ汁と反応してニコ汁を酸化させ緑汁に変化するということです。

原理的には酸化して変色しただけのニコ汁ですので(さすがに舐めたらニコ汁同様有害ですが)Starryなんかが頻繁に出してくる茶色のニコ汁と中身は大差ありません。

総合的なメンテナンスの大変さは、フルメンテする場合のDavinci IQやPAX3と比べると非常にラクであり、日常メンテのStarryやFogなんかと比べても割とラク、さほど手間はかからないと言っていいでしょう。

エアパスが基板と完全に分離されているので掃除の際にストレスが少ないというのは大きなメリットと言えます。

 

ヒートシンクについて多くの質問をいただきましたので個別の記事を作成いたしました。

端的に言いますと、使用によりヒートシンクは腐食します。

[バッテリー]

ある程度使うと自分は頻繁にMicroUSB充電してしまうので、吸えなくてイライラということは一度もありませんでした。この「吸いたいときに手にとってまだバッテリーが残ってる」感は、PAX3やSolo2などと同様に大容量バッテリーの特徴と言えます。
構造的にはコンダクションですのでバッテリー消費が緩やかであり、コンベクションにありがちな「気づいたらすげーバッテリー使ってた」みたいなことはありません。

(そう考えるとデュアルバッテリーなのに頻繁にバッテリー切れを起こすBoundless Tera V3なんかは、えらい電力使ってるんだなと実感できます)

 

[サイズ感、持ち出し感]

だいたい、Davinci IQのような感じです。

 

[シャグ詰め、シャグ掻き出し]

シャグポンはたまにできると書きましたが、FenixやSolo2、PAX3のような「ほぼシャグポンする」というものではありませんので基本的には掻き出し棒が必須となります。

Zeus Arc GTのMicroUSBのカバーがシャグの掻き出し棒になっているのは本当によく考えられた仕組みだと思います、素晴らしい。

 

[おわりに、総合的に見て]

基本的には他の機種をいろいろ触ってきた人がハイエンドの一角を選ぶ際に選択肢にあがる機種であり、エントリーモデルで不満を感じているのでハイエンドを選びたいというシーンでZeus Arc GTを選択すると失敗しそうな気がします。

特に以下の人には向きません

 ・メインは非着香で、Black mambaやSolo IIやGpen proに身体が慣れてしまっている

 ・エントリーやミドルレンジを買い集めたが、もっと非着香で濃厚でキックのある機種が欲しい

 ・Boundless Tera V3あたりが好きで、もっと濃厚でMTLでお手軽に吸える機種をさがしている

非着香シャグで濃厚さやキックを求めている人は、この価格帯ならもっと他に良い機種があると思います、Solo IIとかAirVape XSとかいろいろです。

 

以下の人に向きます

 ・メインは着香でBoundless CFCのコルツライチに感動していた

 ・フルーツ系着香が好みで、なかなか着香のフレーバーをよく出す機種に会えない、Solo IIでも悪くないがピークタイムが短くて不満

 ・Davinci IQで着香シャグで満足していたが、もう少しお手軽にあのフレーバーを出したい

 

うまおじ的にどうなのか?

参考までに自分の中でのZeus Arc GTの位置付けを書いてみます。
自分のヴェポライザーの使用スタイルのほとんどはXMAX Starry + チェ緑で、これが60%を占めます。残りの40%がAirVape XS + チェ赤、Solo II + チェ赤、Davinci IQ + 着香シャグ、Boundless Tera V3 + チェ赤、XMAX V2 Pro + パイプ葉、あとはetcなのですが、

この中に着香フレーバーを楽しむための機種としてZeus Arc GTが入ってきました。常用の機種ではなく口直し的な位置付けで使用していますが満足度は高いです。

Zeus Arc GTにあうメンソールシャグが見つけられなくて難渋していましたが、ピーク時間短いもののコルツクリアメンソールが割と美味かったのでこれも解決しました。コルツバニラは好みではありませんでしたが、コルツ系シャグ全般と相性が良いように思います。

 

そんなこんなで、Zeus Arc GTの1ヶ月使用してみての特性なんかを書いてみました、前述の通り楽天市場(アフィ注意)などでも商品の取り扱いが始まり入手しやすいヴェポライザーになりました。これを機に特に着香シャグがメインシャグになっている人は検討をしてみるのもよいかもしれません。

 

<2019/2/13>

前述の通り、Zeus Arc GTの金メッキ・ヒートシンクについては腐食が起こる問題を抱えていましたが、この度楽天でステンレスヒートシンクの販売が開始されました。

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パーツ類はあるとき(旬の時に)に買わないとすぐに欠品を起こすので、直ちに購入しました。

これで長期の使用に耐えられそうですね

 

記 2019/1/19

記事更新 2019/2/13