数日、Davinci Miqroをねちっこく使い倒してみました。
ファーストインプレッションはこちらで
そこから、毎日少なくとも5回以上、特に今日は4時間の車での遠征があったのでDavinci Miqroを使い倒した印象を記してみたいと思います。
[家での使用について]
自宅で延々とヴェポライザーを使う場合、他のミドルレンジ〜ハイエンドを所有している方の場合はDavinci Miqroがそれら機種に代替されることはちょっと考えにくいです。
Davinci IQを愛しているユーザーならそのままDavinci IQを使い倒した方が幸せでしょうし、PAX3の方が取り回しに優れています。Solo2と比較すると喫味は比べるべくもない(Solo2の方が優れている)ので、
自宅での使用に限るとDavinci Miqroは小物好きの変わった人が愛でる特殊アイテムになりそうです。コスパを重視する人ならFlowermate Slick買った方が幸せになれると思います。(もちろんこの印象はiFocus PithやMigvapor Herb-eでも同様と言えます)
[外出先での使用]
散歩、喫茶店、飲食店での使用ですが、シャグをごそごそといじっても良さそうな環境であれば、PAX3と同様に持ち運ぶ価値のあるヴェポライザーだと思います。
自分のように外出先ではできる限り小型機種を選びたいというユーザーであれば(まずここが非常に特殊な好みなのかもしれませんが)、自分が所持している機種の中での選択肢は
・PAX3 ・iFocus Pith ・Herbva5G
・Davinci Miqro ・XMAX Starry ・Davinci IQ
とかなり限られてくることになります(この選択は好みによるところが大きいです)。
このなかで超小型機種と言えるのはHerbva5G、iFocus Pith、Davinci Miqroだけなので、バッテリーの交換が可能なDavinci Miqroはノータイムで次のセッションに入れる点でメリットがあります。
Herbva5GやiFocus Pithについて、モバイルバッテリーを持ち運べばそのデメリットは解消されるという発想は妥当だというのは分かっているのですが、自分は充電されるまでの時間の待ちが嫌なのと、モバイルバッテリーを持ち運びたくないという偏屈な性格をしておりますので、バッテリーが交換できるというメリットは非常に大きく、強いのです。
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かつてVapeをやっていた折にも、漏れが嫌という理由でRTAを回避してスコンカーに進み、小さいほど良いという理由でBillet Boxを選び、Billet Boxすら大きく感じて使わなくなって、最終的に超小型メカスコンカーとColibriしか触らなくなったという偏屈さをご理解ください
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Davinci Miqroの喫味に関しては、やはり濃いシャグではそれなりの喫味を出し、標準的なシャグでは不満になるという結果のようです。
チェシャグ黒やコルツクリアメンソールは素敵なフレーバーですが、Harvest mintやExcellent mentholは薄くて吸った気になりません。
チェ赤だとボチボチの喫味を出しますがそれよりもハイタバコ黄やグラインダーにかけたアメスピオリジナルの方が濃厚に喫味を出して楽しめます。喫味についてはシャグとの相性で如何様にもなるという感じです。
あまり細かいシャグ(粉シャグ)だと、フィルターの目が粗くてしばしば口に入ってくることがわかりました、といってもRocksinn H2みたいな「ブフォ」ってなるほどじゃないので許容範囲ではありますが・・
[車中での長時間使用]
チャンバーの押し子にあたるジルコニアヘッドがかなりサイズが大きく、少しのシャグを詰めただけでも強く圧迫されることになります。結果としてシャグがチャンバーにこびりつくことになるのでシャグポンがほぼ無理という感じになります。
こうなると耳かき等でほじほじする必要が出てくるので、取り回しはPAX3やFenixに劣ると言わざるをえません。(改めてPAX3はやっぱりすげぇという感想になるわけですが)
5min x 6セッションで満足なのか?という疑問が出てくると思いますが、バッテリーを2本持っていけば12セッションいけるので個人的には瑣末な問題に思えます。今回の遠征でもバッテリー2本を使い切ったあたりで帰宅できました。
18350のバッテリーは6本所有していて、6本の合計サイズでもモバイルバッテリーとトントンかそれよりも小さいぐらい。かつバッテリー交換すればノータイムで次のセッションに移行できるので、残量少ない内蔵バッテリーにイライラするよりもストレスは少ないです。
最近使用しているヴェポライザーがPAX3、Fenixを除くと
・Flowermate Slick ・XMAX Starry ・Davinci IQ
・Davinci Miqro ・Solo2 ・Davinci Ascent
あたりに集中していることを考えると、やはりバッテリー切れで充電が必要になるシーン(待ち時間)が嫌で嫌でしょうがない性格をしているのだと思います。
[つまり・・?]
超小型ヴェポライザーで喫味ボチボチで、即時バッテリー交換ができる機種というのが非常に限られていることを考えると、
そういうニッチな要求を満たすスポット的なヴェポライザーがDavinci Miqroなんだと思います(満足しています)。ただ今のDavinci Miqroに対する満足感は、Flowermate V5Nano、Linx Gaia、ArGoあたりを購入することで大きく変化する可能性があるのと、それら機種が欲しくて仕方がない自分がいます。
多少大きくても即時バッテリー交換ができてぼちぼちの喫味を出すだろうと言われているFlowermate V5NanoやArGoあたりが実は自分に非常にマッチしている機種なんじゃないかと考えています。
結論として、Davinci Miqroを購入して満足できるユーザーって実はかなり少ないんじゃないか?というのが長時間ねちっこく使ってみての印象でした。
個人的には小さい物好きで精巧な作りをしているDavinci Miqroは今の所は「MiqroかわいいよMiqro」と溺愛している感じです。キモくてすいません。
記 2018/9/15